大食いの代名詞

わんこそばの「わんこ」というのは、岩手の方言で「御椀」という意味。給仕の方が、食べている人の器にどんどんお蕎麦を入れていき、その人が満腹になったら蓋をしてご馳走様というこの料理は、今や大食いの代名詞として有名で、全日本わんこそば選手権というものがあるほど、ポピュラーな郷土料理です。わんこそばの由来は諸説あるようですが、27代目南部家当主の南部利直が、江戸に向かう途中花巻で食べた、たった一口のお蕎麦の味に感動して、何度もおかわりをしたのを庶民も真似をした、という説がもっとも有名なようです。あとは祭事の際に、地主が庶民に大量の蕎麦を振舞う風習があったのですが、そのときに何百人という人数分の蕎麦を一気に茹でると伸びてしまうので、通常の量の蕎麦を小分けにして振舞ったという説もあります。大体ひとりにつき、給仕の方が3人から5人ほどつき、その人がゆっくり味わいたい人なのか、それとも記録に挑戦したい人なのかを見極めて、蕎麦を入れてくれます。苦しくなってくると、色んな掛け声で励ましてくれるので、給仕さんのと掛け合いも楽しいです。しかしながら、なにせ蕎麦代より人件費の方がかかるような料理ですので、おかわりの感覚が1分以上になったら、タイムオーバーということで、終了というのがルール。薬味が色々ついてくるので、色んな薬味で味を変えながら食べると、結構な量を食べることが出来ると思います。

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